[鉄道]淡路島線妄想地理

[淡路島線] Ⅲ-Ⅳ 淡路島線の駅管理形態|有人駅と無人駅について

淡路島線Ⅲシリーズ。今回は設置駅の管理形態について取り上げる。
具体的には駅員の配置状況、駅の権限など、内部事情的な内容がメインとなる。
知識の浅い方にも博識な方にもご理解いただけるよう尽力するので、どうぞお付き合いいただけると嬉しい。

「ぼくの色眼鏡哲学」管理人のながたるみおです。
ご訪問いただきありがとうございます。
今回は運用面における各駅のデータについて取り上げていく。

なお、思考整理や画像生成の補助としてAIを活用することがあります。

駅員の配置

駅を分類する方法はいくつか考えられるが、このうち一つとして駅員が配置されているかどうかが挙げられる。

これは単に駅員がいるかどうか、だけでなく、JRの職員が配置される直営駅、JR関連企業の職員が配置される業務委託駅、JRとは無関係の人員が配置される簡易委託駅、そして駅員のいない無人駅の4つに分けられる。
正直、JRを利用する中でこの分類を意識することはあまり考えにくく、駅員さんがいるかどうかでしか認識することがほとんど。このためこの内容は極めて内部事情的、かつマニアックな内容とはなる。
この分類を各駅に当てはめて取り上げる。

直営駅

直営駅となる駅は、ほとんどが利用客の多い場合であり、その他特別な事情のためにJR職員を常駐させる必然性、もしくは合理的な理由が考えられる場合がある。

淡路島線の直営駅は、須磨駅ひょうご大磯駅洲本駅鳴門駅の4駅となる。
このうち須磨駅は、既にJR西日本管轄の直営駅となっているため、現状維持とした。

ひょうご大磯駅が直営駅となった理由は、明石海峡トンネルにある。
当駅は明石海峡トンネルより淡路島側の1つ目の駅であり、また有事の際の避難基地としての側面を有する。
非常時の迅速な対応のために、特別にJR職員を常駐させる合理的な理由があると考えられ、このため当駅は直営駅となる。
この詳細は、以下の記事を参照されたい。

洲本駅は線内唯一の特急停車駅であり、島内随一の拠点駅でもあることから、その分利用客も見込まれるため、直営駅とした。

鳴門駅はJR西日本とJR四国の境界駅であり、かつホームが完全に分離されていることから、淡路島線のホームの管理のために、JR西日本の直営駅でありJR四国との会社境界駅となる1
このホーム構造については、以下の記事を参照されたい。

業務委託駅

業務委託駅とは前述のようにJR子会社などに駅の管理業務が委託された駅である。

淡路島線の業務委託駅は、あわじ東浦駅津名駅広田学園丘駅三原おのころ駅福良駅の5駅である。
そして全5駅はすべてJR西日本交通サービスが受託する。

あわじ東浦駅は、鉄道における淡路市の玄関口となる駅であり、相応の利用者数が見込まれる。
ただ隣駅であるひょうご大磯駅が直営駅であり、直営駅が淡路島内で連続するのは過剰だと考え、業務委託駅とした。

津名駅は、あわじ東浦駅ほどの交通上の重要度は下がるものの、とはいえ淡路市内の官公庁街にほど近く、また人口集積地である志筑しづき地区に位置していることから、相応の利用者数が見込まれる。
ただあわじ東浦駅に比べ駅勢圏が狭く、その需要は相対的に小さいと考え、あわじ東浦駅が業務委託駅となっているため、当駅も業務委託駅とした。

広田学園丘駅は、国立大学と附属病院の最寄駅となること、そして当駅周辺の宅地開発が沿線の宅地開発の中でも群を抜いた規模であり、相応の需要が見込まれる。
ただ直営駅の4駅と比べると需要は小さく、また基本は地域住民の需要がほとんどであることから、業務委託駅とした。

三原おのころ駅は、あわじ東浦駅と同様に南あわじ市の玄関口となる駅であり、市内のコミュニティバスとの結節点であることから、駅の需要は大きいと考えられる。
ただ性格が似たあわじ東浦駅が業務委託駅となっていることから、それに倣い当駅も業務委託駅とした。

福良駅は、南あわじ市有数の街である福良地区の最寄駅であり、そのため需要は比較的多いと考えられる。
しかしバス接続のある三原おのころ駅と比べるとその需要は小さいと考えられ、このことから当駅は業務委託駅とした。

簡易委託駅

簡易委託駅は、通常きっぷの販売業務などを他の事業者に委託された駅である。
ただ淡路島線は全駅、自動券売機と自動改札機、のりこし精算機が導入されていることから、当業務の外部委託は行わない。
このため淡路島線の簡易委託駅を設ける理由は、「地域とつながり、駅と地域をともにつくりあげる拠点」として機能することを期待するためである。
駅業務自体は無人駅と一緒ではあるものの、駅に併設する形で観光案内所などを設け、構内清掃や案内所などの関連施設の維持管理などを、外部事業者に委託する。

淡路島線の簡易委託駅は、南淡うずしお駅鳴門公園駅の2駅である。

南淡うずしお駅は、道の駅うずしおや大鳴門橋記念館などの淡路島最南端部の観光施設へのアクセス駅として設置されるため、これらへの観光案内所が併設される。
そしてこの委託先を株式会社うずのくに南あわじとする。当企業は前述2施設の管理運営を行う第三セクター企業であるため、今回のコンセプトに合致していると考える。

鳴門公園駅は、鳴門公園へのアクセスが駅の設置理由であり、これらへの観光案内所が併設される。
当駅の管理業務は一般社団法人鳴門市うずしお観光協会に委託する。当団体は鳴門市の観光協会であり、鳴門市の観光促進を担う当団体には理解を得られやすいと考える。

無人駅

上述の11駅を除く7駅(釜口阪晴台駅浜淡路駅生穂駅塩尾駅あいがうちうら駅西洲本駅賀集八幡駅)は、駅員が常駐しない無人駅となる。

ただ淡路島線では全駅に自動改札機が導入されており、利用者目線で一切の利便性を無視したわけではなく、通常利用であればそこまで不便を被ることは少ないと考えられる。

駅の権限

運用面における駅の分類は、駅員配置のほかにも駅の権限でも分けられる。
ここでの駅の権限とは、統括駅地区駅被管理駅の3つに分けられる。

この内容は私もAIやGoogleと何度も議論をして、やっと何となく理解ができた部分である。
そのため事実誤認などもあるかもしれないので、その際は優しく教えていただけると、ぜひ有識者の方々にお願いしたい。

それぞれの違い

まず最初にこの3つの分類について、違いを先に触れておく。

統括駅は一定の線区、およびその区間の駅を管理する駅のことである。
そして統括駅以外は基本、被管理駅となる。
ただ被管理駅の中でも利用客の大小があるため、特に利用客の多い駅は地区駅となる。

そして前述の駅員の有無との関連について、統括駅、地区駅は基本直営駅となり、被管理駅は無人駅、もしくは委託駅となる。
地区駅は被管理駅の中でも重要視されていることから、直営駅としている。

統括駅は管理範囲内の各駅における管理業務などを担う。
またイベント開催時における臨時人員の配置、忘れ物の管理業務なども担う。

ただ遅延処置や駅員の人事業務などは支社や指令所など、本社関連組織が担う。

淡路島線はJR西日本兵庫支社が管轄する。
これは周辺路線(JR神戸線等)などが同支社管轄となっているため、これに倣った。

これらのイメージとしては、JR西日本という会社の中に兵庫支社があり、その中に統括駅という事業部があり、その中のプレイヤーは被管理駅、そのプレイヤーの中でも成績がいいのが地区駅。といった感じ。イメージしにくい??

各駅を分類

そして淡路島線の統括駅は、洲本統括駅となる。
洲本統括駅は線内の全区間、および須磨駅を除く全駅が洲本統括駅の管轄範囲となる。

洲本統括駅の設置理由は淡路島線特有の事情が多く、既存の統括駅に管理を統合するには荷が重過ぎると考えたためである。
この詳細は、以下の展開メニューを参照されたい。

洲本統括駅を置かない場合、最も考えられる既存の統括駅は三ノ宮統括駅(三ノ宮駅)であるため、三ノ宮で全線の管理を賄うことができるのかを検討したい。

三ノ宮統括駅は現在、JR神戸線の一部を管轄範囲としている。
このため淡路島線は三ノ宮の管轄下になるのは、当然考えられる。
これは淡路島線が須磨駅でJR神戸線と接続しており、一体的な運用となっているためで、同一の統括駅で管理するほうが効率的ではある。

しかし淡路島線には、明石海峡トンネルや大鳴門橋などの特殊な路線構造物があり、さらにJR四国との直通列車も設定されていることから、その管理にはほかの路線とは一線を画す体制が必要である。
現に直営駅が洲本駅だけでなく、ひょうご大磯駅も指定されているのは、この特殊な状況が故である。
また三ノ宮統括駅の管轄範囲は須磨駅以東とされており、淡路島線も含めるとその範囲が大幅に広がってしまい、実情との乖離が心配される。

ところでJR西日本では統括駅の他に管理駅も設定されている地域もある。実際、関西圏の他の3支社では統括駅と管理駅が設定されており、兵庫支社のみが管理駅が未設定となっている。
このことから洲本管理駅とすることも検討したものの、却下とした。

この理由は近年のJRの動きに反するためである。
JR西では昨今、管理駅を統合し統括駅を新設する動きがみられる2。実際、兵庫支社でも以前は管理駅が設定されていたものの、それらが統合され三ノ宮を含め3統括駅が設置されたとの情報もある3
そのためこれから管理駅を新設するのは全社的な動きに反すると考え、却下とした。

以上の理由より、洲本統括駅を設置するに至った。

地区駅は、ひょうご大磯駅鳴門駅の2駅である。
この理由は直営駅とした理由と重複するため、省略する。

被管理駅は以上の3駅と須磨駅を除いた14駅である。

ということで今回は駅に関する内部事情について取り上げた。
マニアックな内容ではあったが、何となくご理解いただけただろうか。
繰り返しにはなるが、私の誤認していることなどあれば、忌憚なく教えていただければ幸いに存じます。

また次回の記事でもお待ちしております。

  1. 鳴門駅は現状、JR四国の直営駅となっている。そして鳴門線と淡路島線のホームは別であるため、会社境界駅となる。イメージとして京都駅(新幹線:JR東海・在来線:JR西日本)が挙げられる。 ↩︎
  2. 交通新聞電子版(2024)「JR西日本中国統括本部 『海田市統括駅』発足 海田市管理駅と呉管理駅を統合」< https://news.kotsu.co.jp/Contents/20240614/72f70bfe-4983-4aed-befe-c025ebaa046f >(2026/4/21参照) ↩︎
  3. ただしソース元がWikipediaしか見つけられなかったため、あくまで参考程度にご理解いただきたい(参照元:Wikipedia「西日本旅客鉄道兵庫支社」< https://x.gd/YEewoQ >(2026/4/21参照)。 ↩︎

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